これまで書類申請によるGビズID(gBizID)のID発行は約1~2週間かかっていました。しかしオンライン申請が可能となったため、現在は発行が即時完了します。オンライン申請ができるのは個人事業主のみです。(2023年9月時点)
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GビズID(gBizID)とは?GビズID(gBizID)でできることは?
GビズID(gBizID)とは、一つのIDとパスワードで、補助金申請、社会保険手続、各種認可申請など複数の行政サービス にログインできる法人・個人事業主向け共通認証システムです。
また、GビズID(gBizID)取得によって利用できるサービスは下記のような例があります。
- IT導入補助金事務局
- jGrants(Jグランツ)
- ミラサポplus
- e-Gov など
上記のように各省庁が提供するサービスのほか、各自治体が提供する行政オンライン(電子)申請システムを利用できます。
GビズID(gBizID)を必要とする人とは?
GビズID(gBizID)は政府や自治体による法人向けオンラインサービスを利用する経営者や個人事業主に必要となります。
特に、補助金や助成金の活用を検討中の経営者や個人事業主にとって重要です。ほとんどの補助金申請時に「GビズID(gBizID)」が必須となります。
デジタル庁が運営するjGrants(国や自治体の補助金の電子申請システム)は、GビズID(gBizID)でログインすると補助金・助成金の検索から申請までできます。
また、GビズID(gBizID)が必要となる補助金には、小規模事業者持続化補助金、IT導入補助金、ものづくり補助金、事業再構築補助金、事業承継・引継ぎ補助金などがあります。
※「GビズID(gBizID)エントリー」では補助金の申請ができないため、「GビズID(gBizID)プライム」を取得する必要があります。
GビズID(gBizID)プライムとGビズID(gBizID)エントリーの違いとは?
- GビズIDプライム:法人または個人事業主が申請し、審査後に発行されるもの。GビズIDプライムを取得した人は、GビズIDエントリーを取得する必要がありません。
- GビズIDエントリー:GビズIDプライム発行後、組織の従業員等用として発行するもの。GビズIDプライムIDの保持者が許可したサービスのみ利用できます。
【個人事業主】GビズID(gBizID)をオンラインで取得できます
2023年8月29日からGビズID(gBizID)のオンライン申請が可能になりました。
従来は、個人事業主と法人どちらも書類郵送による申請が必要でした。
書類申請の場合、下記の準備が必要です。
- 個人事業主の方は印鑑登録証明書
- 法人の方は印鑑証明書
- 登録印
- 申請用端末(パソコン等)
- スマートフォン(SMSが受信できる電話番号)
- gBizIDプライムアカウント用メールアドレス
- マイナンバーカード(個人番号カード)本体
- 申請用端末(パソコン等)
- スマートフォン(SMSが受信できる電話番号)
- gBizIDプライムアカウント用メールアドレス
個人事業主がGビズID(gBizID)をオンライン申請する手順とは?
- スマートフォンに「GビズID」のアプリをインストール
- パソコンでGビズIDの申請サイトへアクセス
- 「gBizIDプライムをオンライン申請する」からメールアドレスを登録
- 登録したメールアドレスに届いたワンタイムパスワードを入力
- 必要事項を入力し、QRコードを表示
- スマートフォンの「GビズID」アプリで、パソコンのブラウザ上に表示されたQRコード読み取る
- スマートフォン側に表示される「署名対象識別コード」が一致していることを確認
- マイナンバーカードの暗証番号・パスワードを入力
- スマートフォンでマイナンバーカードを読み取る
- パソコンのブラウザ上で申請内容を確認し「申請」と「次へ」クリック
- SMS用電話番号に届いたワンタイムパスワードを入力
- アカウント用認証パスワードを入力
GビズID(gBizID)を取得することで、今後の補助金や助成金の申請プロセスがスムーズに進みます。補助金や助成金について疑問点がある場合は「補助金・助成金相談窓口」からお気軽にご連絡ください!