【ふるさと納税】値上げスタートはいつから?どのくらい高くなるの?

10月からふるさと納税の寄付額を値上げしたり一部の返礼品を廃止したりする自治体が相次いでいます。 値上げの原因や値上げ幅について解説します!
梅沢 博香

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【ふるさと納税】いつから値上げされるの?

「ふるさとチョイス」などのふるさと納税の仲介サイトでは、「寄付額を10月から値上げする予定」などと記載する自治体が多く見られます。
過度な返礼品競争を防ぐため、返礼品にかかる費用を事務処理費なども含め、「寄付額の5割以下」に収めるよう制度が改正されるためです。​
たとえば、ふるさと納税の寄付額が昨年度、全国で2位だった北海道紋別市は、10月からおよそ700品目のうち9割ほどを値上げする予定です。
なかには9月中に前倒しで値上げされている返礼品もあります。
同じ返礼品でも10月から寄付額が引き上がる可能性が高くなります。

【ふるさと納税】どのくらい値上げされる?

「10月から値上げ予定」の記載はあるものの、値上げ後の具体的な価格が示されていない自治体が多いようです。(2023年9月27日時点)
値上げ後の価格が記載されている返礼品を見ると、20%~30%くらいの値上がりと考えられそうです。​
・静岡県吉田町 ネギトロ1.5kg 10,000円→12,000円
・熊本県天草市 黒毛和牛 切り落とし 1kg 10,000円→13,000円

【ふるさと納税】10月からの値上げにそなえ“駆け込み”寄付増加!

「ふるさとチョイス」では、今年の7月から9月中旬までの寄付金額は、前の年の同じ時期と比べておよそ1.5倍に増加しています。
 
この“駆け込み”寄付は値上げだけが原因ではありません。
返礼品として人気のある肉やお米のルールが10月から厳格化し、9月中に終了する返礼品もあるからです。​
たとえば、大阪市泉佐野市の人気返礼品「国産牛小間切落し1.8kg」は9月末で終了します。

9月まで

地元で熟成・加工された食品であれば、海外や他の都道府県などで生産された肉やお米でも「地場産品」として返礼品にできました。

10月から

「熟成肉」と「精米」は原材料が同じ都道府県内で生産されたものでなければ返礼品として認められなくなります。​
【熟成肉】
×海外から輸入した肉を地元で熟成させたもの
〇海外から輸入した肉を独自の方法で加工したり、独自の味付けをしたり、その地域で相応の付加価値を付けられたもの
【米】
×他地域の米を精米だけして地元の返礼品にする

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