目次
このコラムの要点
- 「異次元の少子化対策」の財源確保の手段として「支援金制度」が新設される。
- 「支援金制度」=医療保険料に支援金を上乗せして徴収(医療保険料が増える)
- 「支援金制度」が創設されても「歳出改革」で調節されるので増税されない。
異次元の少子化対策の財源は3つ!
3兆円の予算が必要となる「異次元の少子化対策」の財源は、以下3つの方法で捻出されます。
- 今ある予算の余り
- 「歳出改革」(無駄な歳出をカット)
- 「支援金制度」
本コラムでは新設される「支援金制度」の概要について解説します。
「異次元の少子化対策」とは?
「異次元の少子化対策」の主な施策は次のとおりです。
- 児童手当の拡充(高校生まで給付/第三子以降は3万円給付
- 出産保険の保険適用
- 親の就労に関係なく保育園を使える制度(こども誰でも通園制度)
【子育て家庭必見】「異次元の少子化対策」の目玉施策をチェック!
「異次元の少子化対策」には、これから出産をする人から大学生の子どもを持つ人まで、幅広い子育て世帯に関する施策が多くあります!
「支援金制度」とは?
「支援金制度」とは、国民や企業から医療保険料を集める制度です。
現役世代から高齢者までと幅広い層の医療保険料に子育て支援金が上乗せされます。
つまり、「支援金制度」の設立で医療保険料が増えます。
まずは妊娠・出産期から2歳までの支援に充てられる予定です。
医療保険料を増やす「支援金制度」だけでは国民の負担が増えてしまいます。
そこで「歳出改革」を行い、診療報酬などの改定で社会保険料を減らすことが検討されています。
この「歳出改革」によって、実質的に国民に追加負担が生じないことを目指すことが目指されています。
誰の医療保険料がどれだけ増える?
国民1人あたり月500円程度の負担額との試算もありますが、具体的な金額は現在未発表です。(2023年11月21日)
「国民全員に一律〇円上乗せ」とするのではなく、所得の低い人には負担軽減策を講じられる予定です。
「歳出改革」で高所得者の負担が増える?
医療保険料の増額という「支援金制度」とセットで行われる社会保険料の減額。
この減額で高所得者の自己負担が増えるとされています。
「支援金制度」、「歳出改革」はいつから実施?
「支援金制度」、「歳出改革」は2028年までに実施される予定です。(2023年11月13日時時点で詳細な期日は未発表)
政府は「2028年までに歳出改革を徹底する」「安定財源は2028年度までに確保する」と発表しています。
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