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ものづくり補助金とは
ものづくり補助金は、“ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金”の略称です。
中小企業が生産性向上を目標に革新的な新商品や新サービスの開発、新しい生産方式などを行う際に、その事業に必要な設備投資を支援してもらえる補助金です。
具体的な内容は下記の記事をご覧ください。
令和6年度のものづくり補助金「主な変更点・拡充内容」
令和6年度(令和5年補正予算を基にした公募)のものづくり補助金は以下の支援内容のもと公募が行われる予定です。
主な変更点・拡充内容
現段階で公表されている情報を確認すると、令和6年度に公募されるものづくり補助金の主な変更点は以下のことがあげられます。
- 1.申請枠・類型の大幅な変更
- すべての申請枠、類型が変更され、新しい枠の創設。
- 2.補助上限額の引上げ
- 最大補助額が3,000万円→1億円に大幅引き上げ
1.申請枠・類型の大幅な変更
今回公表された情報では、令和5年度の申請類型は変更され、あたらしい枠が創設。
ものづくり補助金の内容が大幅に変更されることが想定されます。
申請類型については、以下をご覧ください。
■【令和6年度公募】ものづくり補助金の申請類型
※各類型の内容、目的などの詳細は今後発表される見込みです。
- 省力化(オーダーメイド枠)枠
- 部品・サービス高付加価値化枠
- ・通常類型
- ・成長分野進出類型(DX-GX)
- グローバル枠
■【令和5年度公募】ものづくり補助金の申請類型
現在(令和5年度公募)の申請類型
■通常枠
新製品・新サービス開発・⽣産プロセスの改善に必要な設備投資及び試作開発を支援
■回復型賃上げ・雇用拡大枠
業況が厳しい事業者※が賃上げ・雇用拡大に取り組むための革新的な製品・サービス開発または⽣産プロセス・サービス提供方法の改善に必要な設備・システム投資等を支援
※前年度の事業年度の課税所得がゼロである事業者に限る。
■デジタル枠
DXに資する革新的な製品・サービス開発又は⽣産プロセス・サービス提供方法の改善による⽣産性向上に必要な設備・システム投資等を支援
■グリーン枠
温室効果ガスの排出削減に資する取組に応じ、革新的な製品・サービス開発または炭素⽣産性向上をともなう⽣産プロセス・サービス提供方法の改善による⽣産性向上に必要な設備・システム投資等を支援
■グローバル市場開拓枠
海外事業の拡大等を目的とした設備投資等を支援
海外市場開拓(JAPANブランド)類型では、海外展開に係るブランディング・プロモーション等に係る経費も支援
2.補助上限額の引上げ
ものづくり補助金の補助額についての変更点ですが、省力化枠の創設により最大補助額が1億円まで引き上げられます。
くわしい補助上限額は以下の表をご覧ください。
【令和6年度公募】の補助額・補助率
補助額 | 補助率 | |
---|---|---|
省力化枠 | 750万円~8,000万円(1,000万円~1億円) | 中小:1/2、小規模・再生:2/3 ※1500万円までは1/2、1,500万円を超える場合は1/3 |
部品・サービス高付加価値化枠 | ■通常類型 750万円~1,250万円(850万円~2,250万円) | 中小:1/2、小規模・再生:2/3 ※新型コロナ回復加速化特例2/3 |
■成長分野進出類型 1,000万円~2,500万円(1,100万円~3,500万円) | 2/3 | |
グローバル枠
| 3,000万円(4,000万円) | 中小1/2、小規模2/3 |
【令和5年度公募】の補助額・補助率
補助額 | 補助率 | |
---|---|---|
通常枠 | 750万円~1,250万円
| 1/2 小規模事業者等 2/3
|
回復型賃上げ・雇用拡大枠 | 750万円~1,250万円 | 2/3
|
デジタル枠 | 750万円~1,250万円 | 2/3 |
グリーン枠 | ■エントリー 750万円~ 1,250万円 | 2/3 |
■スタンダード 1,000万円~ 2,000万円 | ||
■アドバンス 2,000万円~ 4,000万円 | ||
グローバル市場開拓枠
| 3,000万円 | 1/2 小規模事業者等 2/3 |
開始はいつ?令和6年度まで切れ目なく公募が行われる!
現在公募されている令和4年度2次補正予算を基に、14次から公募が開始されました。
現段階では、「令和5年度補正予算」を基にした公募の開始時期については公開されていませんが、令和6年度まで切れ目なく公募を実施予定とされています。
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補助金コンシェルでは、引き続き「ものづくり補助金」のサポートを行います。
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