【電気・ガス代補助】いつまで延長?毎月の光熱費はどれくらい安くなる?

9月使用分までとされていた政府の「電気・ガス補助金」が10月以降も延長されます。
本コラムでは延長期間や補助額を解説します。

目次

9月使用分の電気料金・ガス料金が上がる!

電力大手10社の9月分使用料が値上げされます。​

電力会社
料金
前月比
北海道
8,373円
674円
東北
7,641円
741円
東京
7,573円
777円
中部
7,181円
782円
北陸
6,763円
642円
関西
6,146円
910円
中国
7,434円
684円
四国
7,425円
748円
九州
6,126
875円
沖縄
8,204円
1,024円

また、都市ガス大手4社も値上げを発表しました。​

ガス会社
料金
前月比
東京
5,343 円
408円
東邦
6,498円
420円
大阪
5,892円
406円
西部
6,181 円
310円

政府は2023年1月より高騰する電気料金・ガス料金の家計への負担を減らすため「電気・ガス補助金」の実施をしてきました。

しかし9月分から補助額が減額されたため今回の上がりにつながりました。

「電気・ガス代補助」の延長が決定!延長期間は?

「電気・ガス補助金」は9月使用分までとされていましたが、2023年12月使用分まで延長されることになりました。​

「電気・ガス代補助」の延長で光熱費はいくら補助される?

【電気料金】

1キロワットアワー当たり以下の金額で補助が続けられます。

・家庭……3.5円

・企業……1.8円

 

【都市ガス】

1立方メートル当たり以下の金額で補助が続けられます。

・家庭や年間契約量が少ない企業……15円

「電気・ガス代補助」の延長で毎月の光熱費はどれくらい安くなる?

「電気・ガス補助金」で実際にどのくらい電気料金・ガス料金が安くなるのでしょうか?

資源エネルギー庁の公式サイトでは、使用料から1か月の値引き額が自動で計算できます。

ご自宅の電気・ガスの使用量は、「ご利用明細」で確認できます。

たとえば、戸建て4人家族の1ヶ月の電気使用料は約436kWhですが、「電気・ガス補助金」の適用で1ヶ月1,526円補助されます

標準家庭の1ヶ月のガス使用量は約30m3なので1か月450円補助されます。

LPガスは「電気・ガス代補助」の対象になる?

LPガスは「電気・ガス補助金」の対象になりません。
国が家庭用プロパンガスを含むLPガスについて直接的な抑制策は行わないため、独自の支援策をとる自治体もあります。 ​

たとえば、宮城県は9月からLPガス利用料金の値引きを行うと発表しました。

家庭用プロパンガスを契約する人などを対象に1契約につき利用料金から最大2,400円を値引きします。

値引きは9月から11月の間の原則1回で、ガスの販売業者を通じて行われ、申請は不要です。

また、三重県、岡山県岡山市・倉敷市などでもこのような支援策が講じられます。

支援の対象は、一般家庭を含まず企業のみの自治体もありますが、今後もこのような支援策を実施する自治体が増える可能性があります。

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