【事業再構築補助金】広告業などの「学術研究/専門・技術サービス業」で採択率の高いテーマは? - みんなの補助金コンシェルジュ

【事業再構築補助金】広告業などの「学術研究/専門・技術サービス業」で採択率の高いテーマは?

広告業などの「学術研究/専門・技術サービス業」が「事業再構築補助金」に申請する際、どのような事業テーマが採択されやすいのでしょうか? 具体的な事業テーマの紹介と、実際の採択事例をご紹介します。

公開日:

更新日:

CONTENTS

【事業再構築補助金】「学術研究/専門・技術サービス業」とはどんな業種?

「事業再構築補助金」に申請できる「学術研究/専門・技術サービス業」は、次のように定義づけられています。

この大分類には,主として学術的研究などを行う事業所,個人又は事業所に対して専門
的な知識・技術を提供する事業所で他に分類されないサービスを提供する事業所及び広告
に係る総合的なサービスを提供する事業所が分類される。

「学術研究/専門・技術サービス業」は、いわゆる「○○研究所」のような研究所だけではなく、インテリアデザインなどのデザイン業や税理士などの士業の仕事も含まれます。
詳細は総務省が公開している「大分類L-学術研究,専門・技術サービス業」をご覧ください。
具体的には次のような業種が該当します。

  • 学術的研究、試験、開発研究などを行う事業所
  • 法律、財務、会計などに関する事務や相談、デザイン、文芸・芸術作品の創作、経営戦略など専門的な知識サービスを提供する事業所
  • 依頼人のために広告に係る総合的なサービスを提供する事業所
  • 獣医学的サービス、土木建築に関する設計や相談のサービス、商品検査、計量証明、
  • 写真制作などの専門的な技術サービスを提供する事業所
  • 【専門家が徹底解説】事業再構築補助金2023・令和5年度版

【事業再構築補助金】申請者の約6%が「学術研究/専門・技術サービス業」!

「事業再構築補助金」の申請者のうち約6%が「学術研究/専門・技術サービス業」です。

また、採択者のうち約6%が「学術研究/専門・技術サービス業」でした。
採択者の約1/4が製造業なので、こちらと比べると随分採択件数は少ないです。

【事業再構築補助金】「学術研究/専門・技術サービス業」におすすめの事業テーマはデジタル技術活用や民泊関連!

「事業再構築補助金」の事務局は、市場成長が見込まれる「有望度高」または「有望度中」の事業テーマを選ぶこと望ましいとしています。 「有望度」とは、「採択率」と「申請率」で事業テーマを分析したものです。 「有望度高」は、申請率と採択率がともに高い事業テーマで、「有望度中」は申請率が低く、採択率が高い事業テーマです。

■「学術研究/専門・技術サービス業」の有望度高の事業テーマ

■ 教育・スクール関連事業 採択事例:産業用ロボット教育事業の開始 ■デジタル技術の活用 採択事例:職業訓練支援システムのクラウド提供による自治体DX化の推進 ■スタジオ関連事業 採択事例:CG背景専用の動画配信スタジオの運営 ■オンラインプラットフォーム事業 採択事例:記帳支援プラットフォームビジネス ■宿泊関連事業 採択事例:非接触型コテージ運営

■「学術研究/専門・技術サービス業」の有望度中の事業テーマ

■ドローン技術の活用 採択事例:安定操縦技術を活かしたドローン運送事業 ■AI活用システム・サービス展開 採択事例:AI耐震診断・維持管理サービスの開発 ■映像関連事業 採択事例:ドローン撮影を使用したオーダーメイド映像の制作 ■コミュニティサービス事業 採択事例:地域を活性化させるコミュニティオフィス ■体験型消費サービス 採択事例:農家体験のグリーンツーリズム事業 ■オンライン配信関連事業 採択事例:TV通販とライブコマースの融合 ■観光関連事業 採択事例:観光名所の歴史や文化がわかるAR観光ガイドサービス ■測量技術の活用・展開 採択事例:レーザースキャナーによる3D測量データを活用した新分野展開

一方、学術研究/専門・技術サービス業ではEC構築・提供やカフェ関連事業が有望度低(申請率・採択率ともに低い)の事業テーマになっています。
詳細は「事業再構築に向けた事業計画書作成ガイドブック」のP77・P78をご覧ください。

【事業再構築補助金】「学術研究/専門・技術サービス業」の採択事例


■起業データ モバイル端末向けのデジタルマーケティングを行う従業員約90人の広告業。 ■事業再構築を行う前 特許取得済の通信モジュールが受信するスマホの電波信号からユーザーの位置情報や移動履歴を分析し、来店者の行動予測に基づく広告配信や販売促進サービスを提供していた。 しかし、コロナ禍による外出自粛の影響で、スマホの位置情報を活用した広告配信やデータ取得の機会が減少。 また、顧客企業の収益悪化に伴う広告費の削減により業績が悪化した。 ■事業再構築の内容 非対面販売と集客機能を併せ持つ「スマート自販機」を開発し、全国の小売店や商業施設等に設置した。 ユーザーのスマホへの通知やPR広告の配信により商品の販売を促進。 他社のPR広告配信により受領した広告料収入を自販機設置場所のオーナーに手数料として還元し「PR・集客・収益」という3つの新たな機会を提供した。

事業再構築補助金についてのご相談はこちら

「事業再構築補助金」に採択率を上げるには、採択されやすい事業テーマの選択、事業計画書の書き方に気をつけることです。 「この事業テーマでいいのかな?」「事業計画書づくりが難しい」「初めて補助金に申請するので何が正解なのか分からない!」…… などの不安がある方、 プロと二人三脚で「事業再構築補助金」に申請してみませんか? 株式会社リアリゼイションでは補助金対象者の方に万全の体制でバックアップサポートいたします。 中小企業診断士・行政書士が監督を行う認定支援機関の弊社のサポートをぜひともご活用ください! お問い合わせは、コラム下の「補助金・助成金相談窓口」からどうぞ!