電力会社大手6社 電気代の値上げ幅を縮小!
大手電力会社7社は電気代の値上げを申請していましたが、政府の指示で再申請が行われました。
その結果、7社のうち6社が値上げ幅を縮小しました。
値上げ幅の圧縮額で最大となったのは東京電力の1053円。
北海道、東北、中国、四国、沖縄の5電力も値上げ幅も694~25円縮小しました。
北陸電力のみ58円さらに値上げされます。
電力会社 | 当初申請していた値上げ額 | 見直し後の申請額 | 変動幅 |
---|---|---|---|
北海道 | 2,838円 | 2,313円 | -525円 |
東北 | 2,717円 | 2,023円 | -694円 |
東京 | 2,611円 | 1,558円 | -1,053円 |
北陸 | 2,696円 | 2,754円 | +58円 |
中国 | 2,399円 | 2,342円 | -57円 |
四国 | 2,205円 | 2,180円 | -25円 |
沖縄 | 3,473円 | 3,245円 | -228円 |
電気代値上げ×政府の援助=安くなる?高くなる?
値上げ幅が縮小されたとはいえ、値上げが予定される電気代。
しかし、今年の1月からは「電気代などの光熱費を補助する政府の支援策」も適用されています。
(この支援を受けるために個人で申請手続きをする必要はありません。各家庭にはすでに値引かれた電気代が請求されています。)
値上げと政府の支援策による値引き。
消費者にとっては結局、電気代が上がるのか下がるのか分かりづらいところですが、今回値上げする大手電力会社7社のうち、東京電力以外では家計の負担は増えることになります。
家庭の負担額が増える電力会社
1位 沖縄電力……+1,425円
2位 北陸電力……+1,144円
3位 北海道電力……+703円
4位 中国電力……+522円
5位 四国電力……+360円
6位 東北電力……+203円
家庭の負担額が減る電力会社
東京電力……-262円
いつから値上げが始まる?
沖縄、北陸、中国、四国、東北の5電力は当初4月からの値上げの実施を予定していましたが、すでに4月に入り、月内の値上げ実施は厳しい状況です。
早くて5月から値上げされるかもしれません。
東京、北海道の2電力は当初の予定どおり6月1日から値上げを行います。
今後もっと値上げ幅が縮小される可能性も!?
今回、電気代の値上げ幅が縮小されましたが、今後さらに縮小される可能性もありそうです。
過去の例では、東電福島第1原子力発電所の事故後に東電側が申請した当初案よりも上げ幅を圧縮したことがあるからです。
その際は国が経営努力を要請しました。
今回は6社がすでに値上げ幅を縮めましたが、今後さらに圧縮されるかもしれません。
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