電気代の値上げ「4月実施」は先送り
東京電力など大手電力会社7社が国に約28~45%の値上げの申請をしています。
しかし、政府はエネルギー価格の下落などで各社の負担は軽くなっているとして、値上げ幅を縮小して改めて申請し直すよう各社に指示しました。
値上げ申請をしていた7社のうち東北、北陸、中国、四国、沖縄電力の5社は、4月から値上げを開始する予定でした。
電力各社が再計算するには一定の時間がかかることから、この5社が申請している4月の値上げは先送りされる予定です。
電気代の値上げ申請については以下の記事をご覧ください。
【2023年】電気代値上げはいつから?大手7社の値上げ時期をチェック!
参考:NHK
参考:日本経済新聞
値上げ幅はどのくらいになる?
電気代見直し後、値上げ幅はどのくらいになるのでしょうか?
現在、政府が値上げ幅の見直しを電力会社に指示した段階で、見直し後の値上げ幅は未発表です。
以下、各社が申請している電気代の値上げ幅なので、この数字以下に抑えられることになります。
2023年4月から値上げ(※延期予定)
- 東北電力……約32%
- 北陸電力……約43%
- 中国電力……約30%
- 四国電力……約28%
沖縄電力……約40%
2023年6月から値上げ
- 東京電力……約29%
- 北海道電力……約31%
現在、「顧客情報を不正に閲覧」や「独占禁止法違反」など電力会社の不祥事が続いています。
こうした事態を踏まえ、河野太郎消費者担当相は今回の電気代の値上げについて、「単に料金の問題にとどまることなく、トータルパッケージで議論し、結論を出さなければならない」と発言。
河野氏の発言か分かるように、電力会社には厳しい対応が迫られていると思われます。
こうした点を踏まえると、値上げ幅の大幅な引き下げもあり得るかもしれません。
電気代の値上げはいつから始まる?
早くて4月のスタートが予定されていた電気代の値上げですが、開始時期は発表されていません。(2023年3月29日現在)
4月に値上げ予定だった東北電力の当初のスケジュールは次のとおりでした。
■2022年11月24日…… 電気代の値上げを経済産業省に申請
■2023年4月1日…… 値上げ開始予定
経産省の認可なども含めて申請から開始までは、およそ5か月程度かかるようです。
この点を踏まえると今回、再計算して4月中に申請した場合、実際の値上げ開始は9月くらいになる可能性もあります。
5月から開始されるとは考えにくいです。
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