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【東京都】給食費無償化する自治体は?いつから開始?


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2023-02-21 ・ 梅沢博香
子育て世帯を支援するため、東京23区では給食費無償化の動きが広がっています。 すでに無償化を開始している区もあれば、無償化をしない区もあります。 23区すべての方針をまとめました!

目次

  1. 【東京都】給食費無償化 その背景は?
    1. 地域的格差をなくすため
    2. 政府や東京都が「少子化対策」に注力しているため
    3. 統一地方選挙が近いため
  2. 【給食費無償化】小学校・幼稚園・中学校などで無償化する区
  3. 【給食費無償化】中学校のみで無償化する区
  4. 【給食費無償化】今後導入方針の区
  5. 【給食費無償化】導入するかしないかを含めて検討する区
  6. 【給食費無償化】現時点で導入予定なしの区

【東京都】給食費無償化 その背景は?

なぜ今、東京都で給食費の無償化の動きが広がっているのでしょうか?
その理由として以下の3点が考えられます。

地域的格差をなくすため

葛飾区が去年9月に給食費無償化方針を示した後、周辺の自治体も相次いで無償化に踏み切りました。
ある区の担当者は「周辺の区も給食費を無償化する中で、地域間格差が生じないようにと無償化を決めた」と話しています。
そのため、無償化を実施する自治体は、葛飾区周辺の北東部で目立っています。

政府や東京都が「少子化対策」に注力しているため

岸田総理大臣が「次元の異なる少子化対策」を打ち出したり、東京都の小池知事が月5,000円の給付などを示したり、「少子化対策」に注力する動きが見られます。
今回の給食費無償化もこの流れの一貫と考えられます。
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統一地方選挙が近いため

4月には統一地方選挙があります。
給食費無償化を決めたある区の担当者は「議会では、さまざまな会派の議員から給食費無償化を求める質問が相次いでいた」と話しており、自治体の判断を後押しする要因になったとみられます。
去年、異例の再選挙を経て就任した品川区の森澤恭子区長も選挙で給食費無償化を掲げています。

【給食費無償化】小学校・幼稚園・中学校などで無償化する区

中央区、台東区、品川区、世田谷区、北区、荒川区、葛飾区の7区は、小中学校などで給食費を無償化する方針です。
■中央区
4月から区立の小中学校で給食費を無償化するとともに、保育所などでも給食を無償化する方針です。
■台東区
区立の小中学校の給食費を1月から「当面」実質無償化しました。
区は次年度についても引き続き検討していく方針を示しています。
■品川区
今年4月から区立の小中学校などで給食費を無償化する方針です。
■世田谷区
今年の4月から区立の小中学校で給食費を無償化する方針です。
■北区
区立の小中学校の給食費をことしの4月から無償化する方針です。
終了の時期に関しては、区は「今のところ終わりの時期は考えておらず、財源を確保し、できれば継続していきたい」としています。
■荒川区
今年4月から区立の小中学校で給食費を無償化するとともに、これまで弁当の持参が必要だった区立の幼稚園で無償の給食を始める方針です。
■葛飾区
今年4月から区立の小中学校の給食費を無償化する方針です。

【給食費無償化】中学校のみで無償化する区

■足立区
今年4月より中学校の給食費を無償化する方針です。

【給食費無償化】今後導入方針の区

江東区と杉並区の2区は、今年4月からではなく、年度途中などに無償化を導入する予定です。
■江東区
■杉並区

【給食費無償化】導入するかしないかを含めて検討する区

■江戸川区
■中野区
■豊島区

【給食費無償化】現時点で導入予定なしの区

次の10つの区は給食費の無償化の予定がありません。(2023年2月21日現在)
「財源の継続的な確保に課題がある」「国が方向性を定めて全国一律の対応をすべき」などがその主な理由です。
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