「全国旅行支援」を利用するには、ワクチンの3回目の接種、またはPCR検査・抗原検査の陰性の「検査結果通知書」か「陰性証明書」が必要です。
本コラムでは「検査結果通知書」と「陰性証明書」との違いや、それぞれどこでもらえるか等を解説します。
目次
「全国旅行支援」を利用するときの条件は?
「全国旅行支援」を利用する場合、多くの自治体では、ワクチン3回接種証明書、またはPCR検査・抗原定量検査(検体採取日+3日)・抗原定性検査(検体再採取日+1日)の陰性の「検査結果通知書」が必要です。
※抗原定性検と抗原定量検査はともに一般的に「抗原検査」と呼ばれるものです。
前者は採取した検体を専用の試薬に混ぜて、検査キットに滴下して判断する検査です。
この検査では陽性か陰性かの判別だけをします。
専用の機械によって抗原が検体にどれくらい含まれているかの検査です。
基準値を超えれば陽性、超えなければ陰性です。
ワクチン3回目の接種証明書はどこでもらえる?
ワクチンの接種証明書はワクチンを接種した病院でもらえます。
接種後、接種を受けた日付と接種したワクチンの情報が記載された「接種済証」が発行されます。
※画像は2回目まで種証明書です。
PCR検査・抗原検査の「検査結果通知書」はどこでもらえる?
PCR検査の場合は、2日後以降にメールにて結果がもらえます。
抗原検査の場合は、検査当日にメールにて結果がもらえます。
抗原検査は検査をする場所により、検査から結果までの日数は異なりますが、東京都では即日結果が出て「検査結果通知書」をもらえます。
【全国旅行支援】ワクチンの接種証明書やPCR検査や抗原検査の「検査結果通知書」はどこで提示するの?
「全国旅行支援」を使った旅行の場合、ワクチンの接種証明書や「検査結果通知書」は、宿泊施設チェックイン時に提示します。
提示するときは、ワクチン接種証明書または「検査結果通知書」とあわせて、本人確認書類の提示も必要です。
- マイナンバーカード
- 運転免許証(運転経歴証明書)
- 旅券在留カード 等
海外旅行に行く場合は「陰性証明書」が必要!
「全国旅行支援」を使うには、ほとんどの自治体が「検査結果通知書」のみで問題ありません。
しかし、次のようなシーンで「陰性証明書」というものが必要になります。
「陰性証明書」が必要とされる可能性がある場合
- 会合や重要な会議に参加するとき
- スポーツ観戦や屋内施設へ入るとき
- 海外渡航するとき
「陰性証明書」とは?
新型コロナウイルスPCR検査の結果が陰性であったことを示す書類が、「陰性証明書」と言われるものです。
陰性証明書は下記の3つに分けられます。
「陰性証明書」の費用は?
「検査結果通知書」は、検査料金に含まれるケースが多いですが、「陰性証明書」を発行する場合は別途料金がかかります。
料金は病院によって異なりますが相場は2,000円〜5,000円くらいです。
英語陰性証明書の方が日本語陰性証明書よりも1,000円ほど値段が高い場合が多いです。
例:
日本語陰性証明書:2,750円(税込)
英語陰性証明書:3,630円(税込)
- 「陰性証明書」について
「陰性証明書」はどこでもらえる?
病院で受診後に「陰性証明書」がもらえます。
もらうタイミングや方法は病院によって異なります。
A院
受検日から3日以内にオンライン診療を受診するとPDFで「陰性証明書」がもらえる。
B院
医師診察後、最短1時間でデータ(メール)・郵送・バイク便・対面のいずれかの方法でもらえる。
まとめ
本コラムでは、「検査結果通知書」や「陰性証明」がどこで、いつもらえるかを紹介しました。
PCR検査や抗原検査の「検査結果通知書」は検査当日にもらえることが多いです。
また、無料で検査を行える場所もあります。
しかし、「陰性証明」は2,000円〜5,000円ほど費用がかかり、後日郵送やデータ等でもらいます。
「全国旅行支援」を利用する場合は「検査結果通知書」がよいですが、海外旅行等の場合は「陰性証明」が必要です。
「陰性証明」には国内用と海外用があるのでご注意ください。