事業再構築補助金は現在第7回公募中です。
(申請開始は2022年8月中旬予定)
事業再構築補助金は令和3年度補正予算の閣議決定により、第6回公募より申請枠や条件などが大幅に変更され、公募が行われました。
第6回公募は2022年6月30日に申請の受付を終了しましたが、採択結果の発表日は、公表されていません。
第6回公募の申請をされた方は、いつ採択結果は発表されるのか……と考えている方も少なくないでしょう。
では、今回は事業再構築補助金の第6回公募の採択結果の発表日はいつごろを予定されているのか、過去の採択結果の発表日を見ながら予測できる日時、採択率についても、解説していきます。
事業再構築補助金の第7回公募の申請開始は8月中旬予定と、差し迫ってきています。
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目次
事業再構築補助金とは
事業再構築補助金は、コロナ時代の今、変化する経済社会に対応するための事業再構築を支援してもらえる補助金です。
新型コロナウイルスの影響を受けた中小企業などが、新分野展開、業態転換、事業・業種転換、事業再編などを行い、事業の再構築を図る際、その事業にかかった経費を補助してもらえます。
・新分野展開とは…主たる業種や事業を変更せずに、新しい製品の製造や、新しい商品、サービスを提供することで、新たな市場に進出すること。
・業態転換とは…今まで行っていた商品やサービスそのものは変えずに、製品などの製造方法の変更や、商品やサービスの提供方法を変更すること。
・事業転換とは…新たな製品の製造や、新たな商品、サービスを提供することにより、主たる業種を変更せずに、主たる事業を変更すること。
・業種転換とは…新たな製品の製造、新たな商品、サービスを提供することにより、主たる業種を変更すること。
・事業再編とは…会社法上の組織再編行為などを行い、新たな事業形態のもとに、新分野展開、事業転換、業種転換または業態転換のいずれかを行うこと。
第6回公募より最大補助額が1.5億円引上げ第7回にインフレ対応の緊急対策枠追加!
事業再構築補助金の第4回公募の事業類型は「通常枠」、「大規模賃金引上枠」「卒業枠」、「グローバルV字回復枠」、「緊急事態宣言特別枠」および「最低賃金枠」の6つとなっており、最大補助額は1億円でした。
第6回公募よりあらたに「グリーン成長枠」「回復・再生応援枠」が創設されるなど申請枠や、要件などの見直しがおこなわれ、申請内容がガラッと変わっています。
新設された「グリーン成長枠」は、最大補助額が1.5億円まで引上げられます。
また、現在公募中の第7回公募よりインフレに対応した「緊急対策枠(原油価格・物価高騰緊急対策枠)が追加され、要件に当てはまる事業者には加点が行われ、優先的に採択されます。
グリーン成長枠とは?
温暖化への対応を、経済成長の制約やコストとする時代は終わり、今後は「成長の機会」と捉える時代に突入しているとし、グリーン分野での事業再構築を通じて高い成長を目指す事業者を対象に、補助上限額を最大1.5億円まで引き上げる特別枠です。
「グリーン成長枠」では、2050年に向けて成長が期待される以下のグリーン成長戦略「実行計画」14 分野の課題の解決に役立つ取組を行う中小企業などが対象となります。
改新された事業再構築補助金、グリーン成長枠については以下の記事をご覧ください。
緊急対策枠(原油価格・物価高騰緊急対策枠)とは?
事業再構築補助金では、先日公募が開始された第7回公募より、新型コロナの影響を受けつつ、加えてウクライナ情勢の緊迫化等による原油価格・物価高騰等の経済環境の変化の影響により業況が厳しい中小企業者などが対象に緊急対策枠(原油価格・物価高騰緊急対策枠)が追加されました。
対象者は?
事業再構築補助金の対象者は、まず、事業再構築補助金は新型コロナウイルスの影響を受けていること。
それから、新分野展開、事業・業種転換、事業再編またはこれらの取組を通じた規模の拡大などの事業再構築のための取組みをする中小企業、中堅企業が対象となります。
公募スケジュール
これまで事業再構築補助金は第1回~第5回まで公募がおこなわれ、1回につき約2か月の公募期間が設けられました。
その中で、申請期間が約1か月あり、「2021年6月・9月・11月・2022年3月・6月」に採択結果の発表が行われました。
事業再構築補助金のいつ公募が始まり、いつごろ締切なのか、具体的な公募スケジュールは以下をご覧ください。
例:第5回公募スケジュール
公募開始:2022年1月20日(木)
申請受付:2022年2月17日(木)
応募締切:2022年3月24日(木)18:00
採択発表日:2022年6月9日(木)
事業再構築補助金の採択結果が発表されるのはいつ?
では、気になる事業再構築補助金の採択結果の発表日を予測していきます。
第6回公募要領に記載には、2022年8月下旬~9月上旬頃に、採択結果の発表を行うと記載されていました。
すでに採択発表が行われている第5回までは、締め切りから、発表日までどのくらいの期間だったのか見てみましょう。
過去の採択結果の発表日はいつ?
■第1回公募
締切日:2021年5月7日(金)
採択発表日:2021年6月16日(水)緊急事態宣言特別枠
採択発表日:2021年6月18日(金)通常枠・特別枠・グローバルV字回復枠
●締切から1か月後と9日後に採択発表
■第2回公募
締切日:2021年7月2日(金)
採択発表日:2021年9月2日(木)
●締切から2か月後に採択発表
■第3回公募
締切日:2021年9月21日(火)
採択発表日:2021年11月30日(火)
●締切から2か月と9日後に採択発表
■第4回公募
締切日:2021年12月21日(火)
採択発表日:2022年3月3日(木)
●締切から2か月と10日後に採択発表
■第5回公募
締切日:2022年3月24日(火)
採択発表日:2022年6月9日(木)
●締切から約2か月半後に採択発表
■第6回公募
締切日:2022年6月30日(木)
採択発表日:未定
過去の締切日から採択発表日を比べてみると、初回の第1回公募のみ約1か月後に採択結果の発表がされています。
過去の発表予定日と実際の採択結果発表日をみて発表日を予測!
参考に、第5回公募まで予定されていた採択発表日と、実際の発表日がどのようになっていたのか、見ていきましょう。
過去の予定されていた採択発表日と実際の採択発表日はいつ?
■第1回公募
採択予定日:2021年6月上旬~中旬ごろ
実際の採択発表日:
→2021年6月16日(水)緊急事態宣言特別枠
→2021年6月18日(金)通常枠・特別枠・グローバルV字回復枠
■第2回公募
採択予定日:2021年8月下旬~9月上旬ごろ
実際の採択発表日:2021年9月2日(木)
■第3回公募
採択予定日:2021年11月中旬~下旬ごろ
実際の採択発表日:2021年11月30日(火)
■第4回公募
採択予定日:2022年2月下旬~3月上旬ごろ
実際の採択発表日:2022年3月3日(木)
■第5回公募
採択予定日:2022年6月上旬~6月中旬ごろ
実際の採択発表日:2022年6月9日(木)
第4回までの採択結果の発表日を見てみると、すべて「○○頃~○○頃」のうちの最後の方に発表が行われています。
第6回公募の採択結果の発表日が予定されているのは「2022年8月下旬~9月上旬」とされていますので、今までの流れで行くと、第5回公募の採択結果の発表は、9月上旬ごろということになりますね。
ちなみに昨年の公募回である第2回公募の採択予定日は、今回と同じく8月下旬~9月上旬の予定とされており、実際の発表日は、9月2日でした。
同じようにいくと、第6回公募は9月1~3日に採択発表が行われると予測ができます。
※あくまでも予測です。
採択結果発表の時間はいつ?
採択結果の発表の時間も気になるところです。
事業再構築補助金の過去第5回までの採択発表はすべて18:00ごろの発表となっています。
ということは第6回公募の発表も18:00ごろの可能性が高いと考えられますね。
過去の採択結果・採択率と第6回公募の採択率の予測
過去第5回公募までの採択結果は以下のとおりとなっています。
第1回公募の採択率:約36%
第2回公募の採択率:約45%
第3回公募の採択率:約44%
第4回公募の採択率:約45%
第5回公募の採択率:約46%
申請者数や、それぞれの枠の採択結果・採択率については、以下の表をご覧ください。
●第1回公募採択結果
件数 | 中小企業など | 中堅企業など | 合計 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
通常枠 | 卒業枠 | 特別枠 | 通常枠 | 特別枠 | V字回復枠 | ||
応募件数 | 16,897 | 5,167 | 80 | 71 | 14 | 2 | 22,231 |
申請要件を 満たした件数 | 14,783 |
4,315 |
69 |
60 |
11 |
1 |
19,239 |
採択件数 |
5,092 |
2,859 |
45 |
12 |
7 | 1 |
8,016 |
採択率 |
約30% |
約55% |
約56% |
約16% |
50% |
50% |
約36% |
●第2回公募採択結果
件数 | 中小企業など | 中堅企業など | 合計 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
通常枠 | 卒業枠 | 特別枠 | 通常枠 | 特別枠 | V字回復枠 | ||
応募件数 | 14,800 |
48 |
5,884 |
59 |
9 | 0 | 20,800 |
申請要件を 満たした件数 | 13,174 |
36 |
5,071 |
45 |
7 |
0 |
18,333 |
採択件数 |
5,367 |
24 |
3,919 |
21 |
5 | 0 |
9,336 |
採択率 |
約38% |
50% |
約67% |
約36% |
約56% |
約45% |
●第3回公募採択結果
件数 | 通常枠 | 大規模賃金引上枠 | 卒業枠 | 緊急事態宣言特別枠 | 最低賃金枠 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
応募件数 | 15,423 | 20 | 44 | 4,351 | 469 | 20,307 |
申請要件を満たした件数 | 14,103 | 18 | 37 | 3,933 | 428 | 18,519 |
採択件数 | 5,713 | 12 | 20 | 2,901 | 375 | 9,021 |
採択率 | 約37% | 約60% | 約45% | 約67% | 約80% | 約44% |
●第4回公募採択結果
件数 | 通常枠 | 大規模賃金引上枠 | 卒業枠 | 緊急事態宣言特別枠 | 最低賃金枠 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
応募件数 | 15,036 | 12 | 17 | 4,217 | 391 | 19,673 |
採択件数 | 5,700 | 6 | 8 | 2,806 | 290 | 8,810
|
採択率 | 約38% | 50% | 約47% | 約67% | 約74% | 約45% |
●第5回公募採択結果
件数 | 通常枠 | 大規模賃金引上枠 | 卒業枠 | 緊急事態宣言特別枠 | 最低賃金枠 | グローバルⅤ字回復枠 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
応募件数 | 16,185 | 13 | 21 | 4,509 | 306 | 1 | 21,035 |
採択件数 | 6,441 | 8 | 9 | 3,006 | 243 | 0 | 9,707 |
採択率 | 約40% | 約62% | 約43% | 約67% | 約79% | 0% | 約46% |
過去すべての採択率を見ると第1回公募のみ採択率40%を切っていますが、第2回以降はすべて採択率45%前後という結果となっています。
過去の流れでいくと、今回第6回公募も採択率は40%前後と予測ができます。
ただし、第6回公募より申請類型や要件が大幅に変わっており、また、令和4年度最初の公募ということもあり、応募件数や採択数に変化がある可能性もあります。
まとめ
今回は、第6 回公募の採択発表日と、採択率の予測をしました。
あくまでも過去の結果をもとにした予測ですが、「おおよその採択発表日を知りたい!」という方は、ぜひ参考の1つとして目安にしみてくださいね。
第6回公募の採択発表は2022年8月下旬~上旬予定となっています。
第6回公募の採択結果が発表され次第、結果を改めて本コラムでご紹介していきたいと思います。
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