2月16日(水)、中小機構は「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」(ものづくり補助金)の第10次締切の公募を発表しました。
第10次締切ものづくり補助金の内容やスケジュール等を紹介します。
ものづくり補助金の概要は「【公募開始間近?】どうなる?2022年のものづくり補助金の概要を解説」をご覧ください。
400社以上の補助金サポート実績があります
目次
第10次締切公募開始!ものづくり補助金の概要
ものづくり補助金は、中小企業・小規模事業者等が取り組む革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資等を支援する目的で設けられた補助金です。
たとえば、
「新しい生産ラインを導入したい」
「専門家や副業人材を活用したい」
このようなときにかかる費用が補助されます。
ものづくり補助金の設備投資等に使える補助上限額は750万円~3,000万円、補助率は1/2もしくは2/3 です。
ただし、補助上限額や補助率は、申請される枠・類型や従業員の人数によって異なります。
ものづくり補助金を受給した場合、返済の必要はありません。
【第10次締切ものづくり補助金】補助される主な経費
第10次締切ものづくり補助金で補助される主な経費を紹介します。
詳しくは第10次締切ものづくり補助金の「公募要領 概要版」5ページをご覧ください。
上限額補助対象経費総額(税抜)の2/1
- 新製品・サービスの開発に必要な加工や設計(デザイン)・検査等の 一部を外注(請負、委託等)する場合の外注費
- 本事業遂行のために依頼した専門家に支払われる専門家経費
上限額補助対象経費総額(税抜)の3/1
- 知的財産権等の導入に要する技術導入費
- 特許権等の知的財産権等の取得に要する弁理士の手続代行費用等の知的財産権等関連経費等
機械装置・システム構築費以外の経費の補助上限額あり
- 改良・修繕または据付けに要する機械装置・システム構築費等
【第10次締切ものづくり補助金】何が変わる?
第10次締切ものづくり補助金は従来と異なる点が3つあります。
(1) 従業員規模に応じた補助上限額の設定
第9回締切までは、従業員規模に関わらず補助上限額は一律1,000万円以下でした。
第10回締め切りでは従業員規模を3段階に分け、それぞれに応じた補助上限額を設定します。
たとえば、従業員規模21人以上であれば補助上限額は1,250万円以内。
第9回締切と比べ250万円増額されます。
(2) 補助対象事業者の見直し・拡充
補助対象者の見直し・拡充が行われ、ものづくり補助金を受給できるチャンスがより広がります。
- 補助対象事業者に資本金10億円未満の特定事業者を追加し、中小企業から中堅企業への成長途上にある企業群を支援
- 再生事業者を対象に補助率を2/3に引き上げ
今まで支援対象外だった方も今回の第10次締切では対象になる可能性があります。
(3) 3つの新枠を創設
新たに3つの枠が創設されます。
- (1) 回復型賃上げ・雇用拡大枠:業況が厳しいながらも賃上げ・雇用拡大に取り組む事業者
- (2) デジタル枠:DX等に取り組む事業者
- (3) グリーン枠:温室効果ガスの排出削減等に取り組む事業者を支援
【第10次締切ものづくり補助金】申請スケジュール
以下、第10次締切ものづくり補助金の申請スケジュールです。
ものづくり補助金の申請は全て電子申請にて行われます。
事前準備としてGビズIDの取得を行ってください。
GビズIDについては、「【補助金申請】 GビズIDの取得・活用方法、徹底解説」の記事で詳しく解説しています。
あわせてご覧ください!
- (1) 公募開始/令和4年2月16日(水) 17時
- (2) 申請期間/令和4年3月15日(火) 17時~令和4年5月11日(水) 17時
- (3) 採択通知/令和4年7月中旬予定
- (4) 交付申請・交付決定/令和4年8月中旬予定
- (5) 補助事業実施期間(実績報告/中間検査/事業実施)(4)の後10か月以内
- (6) 確定検査(交付額の決定)(5)の後1か月程度
- (7) 補助金の請求(5)の後1か月程度
- (8) 補助金の支払い(5)の後1か月程度
- (9) 毎年4月に依頼/知的財産権等報告・事業化情報報告
※(5)は、グローバル展開型については12ヶ月以内です。
【第10次締切ものづくり補助金】公募スケジュールは?
第10次締切ものづくり補助金後も申請受付を継続します。
令和4年度内に複数回の締切を設け、それまでに申請のあった分を審査し、随時、採択発表を行う予定です。
【第10次締切ものづくり補助金】申請に必要な書類は?
第10次締切ものづくり補助金の申請に必要な書類は以下(1)~(10)です。
- (1) 事業計画書
- (2) 賃金引上げの誓約書
- (3) 決算書等
- (4) 従業員数の確認資料
- (5) 労働者名簿
- (6) 「再生事業者」に係る確認書(再生事業者のみ)
- (7) 課税所得の状況を示す確定申告書類(回復型賃上げ・雇用拡大枠のみ)
- (8) 炭素生産性向上計画および温室効果ガス排出削減の取組状況(グリーン枠のみ)
- (9) 海外事業の準備状況を示す書類(グローバル展開型のみ)
- (10) その他加点に必要な資料(任意)
まとめ
今回は第10次締切ものづくり補助金の概要を紹介しました。
申請内容に必要な書類やスケジュール等の詳細はすでに発表されているので、今から少ずつ準備を進めていきましょう。
ものづくり補助金のご相談・申請代行のお問い合わせはこちら!
第10次締切より大きく内容が変わるものづくり補助金。
補助金の上限額が増え、補助対象者も拡充されました。
しかし、ものづくり補助金の申請要件はやや複雑……
申請をためらっている方も多いのではないでしょうか。
株式会社リアリゼイションは、第10次締切ものづくり補助金の申請を代行いたします!
「支援対象になるか分からないが申請を考えている」という方も、お気軽にご相談ください!
弊社が無料で回答いたします。
ものづくり補助金のご相談・申請代行のお申込みなどお問い合わせは、以下のフォームからどうぞ!
経産省が認める認定支援機関だから安心