いよいよ1月31日(月)から事業復活支援金の申請が始まります。
必要書類は不備なくそろえて臨みたいものです。
申請内容に不備があった場合、申請者は不備の修正を行うことになります。
そうなると、審査に時間がかかり受給が遅れることに……!
本コラムでは、差し戻しの原因とよくある不備についてまとめました。
申請書類の不備を防ぐにはチェックリストの活用がおすすめです!
書類準備の際には、チェックリストをまとめた「【チェックリストあり】事業復活支援金の必要書類は?」をご覧ください。
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目次
事業復活支援金の書類に不備があると修正依頼が来る!
事業復活支援金は電子申請が基本です。
申請書類に不備があった場合は、事務局から申請者に修正依頼のメールが届きます。
申請者は不備の詳細をマイページ上で確認し修正します。
たとえば、売上台帳に不備があった場合、「売上台帳として認められない画像が添付されていました。台帳として有効な書類を添付してください。」のようなメールが来ます。
このように不備の原因が確認できる仕組みになっています。
事業復活支援金の申請直後に不備に気づいた!すぐに修正できる?
持続化給付金では申請直後に不備があったことに気づいた場合、すぐに修正できませんでした。
「修正依頼メール→修正」が基本です。
事業復活支援金でも同じ流れと思われます。
事業復活支援金の修正依頼が来たらいつまでに修正すればいい?
持続化給付金では、特に修正の期限は設けられていなかったので、事業復活支援金も同様であると予想されます。
修正を先延ばしにしていると受給が遅れるのでなるべく早く対応しましょう!
事業復活支援金の不備はどうやって修正するの?
不備は事業復活支援金のマイページ上で修正します。
ちなみに、持続化給付金では、マイページ上に次のような表示がされました。
「マイページでは以下の対応が可能です。
・申請前の内容修正
・申請後の内容確認
・不備通知後の不備内容の修正」
このように、修正依頼のメールが来てなければ修正はできませんが、申請した内容の確認はできるようです。
申請後に申請内容をチェックするのがおすすめです。
もし不備があれば、修正依頼メールが来る前に再申請の準備を進められます。
持続化給付金では修正後どのくらいで支援金が入金される?
事業復活支援金では、基本的には申請受付から約2週間で入金されます。
審査完了後、原則2営業日以内の入金が予定されています。
前回の持続化給付金では、申請者の半数以上が予定通り2週間以内に入金されました。
不備があった場合は、入金まで2週間以上かかる恐れがあります。
持続化給付金では修正から6日後に入金された申請者もいたので、「修正後1週間くらいで入金」と考えているとよいかもしれません。
事業復活支援金のよくある差し戻しの原因を解説
「売上台帳に合計額を記載し忘れた」「間違った年度の確定申告書を提出してしまった」等、不備の原因はさまざまです。
不備を正しく修正できず「再々申請」ということもあり得ます。
修正依頼メールには、不備の原因がきちんと明記されているので「再々申請」にならないように慎重に対応しましょう!
以下のような原因で不備になることがあります。
では、確定申告書、売上台帳、銀行口座に関する不備について詳しく見ていきましょう!
事業復活支援金の差し戻しの原因(1):確定申告書の不備
確定申告書では、次のような不備に注意しましょう。
- (1) 指定の確定申告書と異なる(年度が古い、消費税の確定申告書等)
- (2) 申請画面で入力した売上と、確定申告書に記載されている売上が異なる
- (3) 収受日付印がない
- (4) E-Taxの受信通知(メール詳細)がない
持続化給付金では、(3)(4)の不備については代替措置が設けられていました。
事業復活支援金の差し戻しの原因(2):売上台帳の不備
売上台帳では、次のような不備が考えられます。
- (1) 売上台帳の売上と、対象月の売上が一致しない
- (2) 売上台帳の月と、対象月が一致しない
- (3) 売上台帳ではなく、勤務日報、通帳の入金記録、請求書等を添付している
- (4) 今年の対象月の台帳ではなく、昨年の売上台帳を添付している
- (5) 添付された売上台帳の月が対象期間外(今年ではない、申請日よりも未来の月等)
- (6) 通帳の口座名義と、登録された口座名義が異なる(例:法人格を省略、屋号を追加する、使用不可能な文字が利用されている)
事業復活支援金の差し戻しの原因(3):売上台帳として認められない書類を添付した
以下の資料は売上台帳の提出条件に当てはまらないので不備になります。
- 給与明細
- 通帳の写し
- レシート
- 請求書等
事業復活支援金の差し戻しの原因(4):銀行口座の不備
銀行口座では、次のような不備が考えられます。
- (1) 通帳の表紙、1-2ページ目以外のページが添付されている
- (2) 普通・当座以外の口座が登録されている(貯蓄預金、通知預金、定期預金、融資返済専用口座:カードローン通帳の口座は受け付けられません)
- (3) 通帳の金融機関コードと登録された金融機関コードが一致しない(金融機関コードは銀行コードと表示されている場合もあります)
- (4) 通帳の支店コードと登録された支店コードが一致しない(支店コードは店舗コードと表示されている場合もあります)
- (5) 通帳の口座番号と登録された口座番号が一致しない(口座番号は7桁の半角数値です。7桁に満たない場合は、先頭に「0」を入力してください)
- (6) 通帳の口座名義と、登録された口座名義が異なる(たとえば、法人格を省略、屋号を追加する、使用不可能な文字が利用されている)
銀行口座の不備を防ぐチェックポイント
持続化給付金では、金融機関の統合・合併等で古い通帳(口座情報)のままの申請や、口座解約や口座が凍結されている通帳の申請が多発しました。
これらは全て不備になるので、振込可能な通帳かどうか取り扱い金融機関に確認して申請しましょう。
銀行口座に関する具体的な不備をまとめました!
ゆうちょ銀行に関する不備
よくある不備:「店名・店番・預金種目・口座番号」ではなく「記号・番号」が入力されている
銀行使用欄に記載の「店名・店番・預金種目・口座番号」を記載します。
不明な場合はゆうちょ銀行のホームページ等で確認し修正しましょう。
ネット銀行に関する不備
よくある不備:金融機関コード・支店コード・口座名義(カタカナ)を正しくご入力されていない
口座名義の入力に関する不備
よくある不備:口座名義等に半角スペースがある場合、半角スペースが忠実に入力されていない
使用できない文字や記号等が使われている
小さい「ッ」や「ョ」等は使用できません。
大きい「ツ」「ヨ」等に修正してご入力します。
例)誤:カブシキガイシヤジゾクカ → 正:カブシキガイシヤ ジゾクカ
例)誤:ニッポン → 正:ニツポン
中黒点「・」は、ピリオド「.」またはスペースを使用します。
例)誤:イチ・ニ・サン → 正:イチ.ニ.サン または イチ ニ サン
カナ長音文字(-)は使用できません。
半角ハイフン、マイナス(-)に修正して使用します。
例)誤:トーキヨー → 正:ト-キヨ-
事業復活支援金の不備の原因が分からない!そんなときの対処法は?
「修正依頼メールを見てもどこが不備なのかよく分からない……」
そんなときはコールセンターに問い合わせてみましょう。
しかし、前回の持続化給付金では、電話がすぐにつながらないケースが多発しました。
特に申請の受付開始直後は申請者が多く電話回線が混雑しそうですね。
事業復活支援金でもこのような事態が考えられます。
そんなときは、「申請サポート会場」を頼るのもひとつの手です。
「申請サポート会場」では、対面でスタッフと相談できるため、不備の原因を教えます。
お近くのサポート会場は、公式サイトから検索できます。
「申請サポート会場」については、「【事業復活支援金】申請サポート会場はどこ?「関東(東京都)」」、または、「【事業復活支援金】申請サポート会場はどこ?「関東(東京都以外)」」をご覧ください。
原因不明で不備の修正依頼メールが来た!
持続化給付金では、不備となる原因がないにもかかわらず修正依頼のメールが来るトラブルがあったようです。
原因は事務局のミスでした。
万一、このようなことが起こった場合は事務局に連絡し再確認を要請しましょう。
事業復活支援金で同様のトラブルが起こらないように改善が期待されます。
まとめ
事業復活支援金には確定申告書や売上台帳等、必要書類がたくさんあり、少しでも不備があると差し戻される恐れがあります。
本コラムでは不備となる原因を具体的にご紹介しました。
再申請をすると受給が遅れる可能性があります。
チェックリストを活用したり業者に依頼したりして不備のない申請を目指しましょう!
補助金コンシェルでは、今後も申請者のみなさんに役立つ情報を随時更新していきます!
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