2020年以降、新型コロナウイルス感染症拡大により、新たな時代が始まりました。
感染症対策ありきの事業を行うことが、どの業種にも求められている現状です。
今まで行ってきた業務に”非接触”の要素を取り入れた「新しい日常」に対応するサービスを行う際に活用できるのが、「新しい日常」対応型サービス創出支援事業です。
では、今回はこの「新しい日常」対応型サービス創出支援事業についてわかりやすく解説していきます。
1.「新しい日常」対応型サービス創出支援事業ってなに?
「新しい日常」対応型サービス創出支援事業は、東京都中小企業振興公社が取り扱う事業および助成金です。
コロナ時代の今、非接触の要素などを取り入れた「新しい日常」に対応する革新的なサービスを創り出す事業者に対し、ハンズオン支援(※1)や助成金の支給をするものです。
主な「新しい日常」対応型の取り組み例
・対面で提供してきたサービスのオンライン化
事業の特徴は?
対象者は?
ハンズオン支援
- 令和3年4月1日時点において、都内に本店又は支店があり、直近2年以上の営業実績がある都内中小企業者等
- 新型コロナにより変化した市場に適応する革新的なサービスの事業展開を図る都内中小企業者等
助成金支援
- 「ハンズオン支援」の支援決定を受けている事業者
2. 申請受付はいつからいつまで??
「新しい日常」対応型サービス創出支援事業の申請受付期間は、それぞれ以下のとおりとなっています。
ハンズオン支援
令和3年5月11日(火)から令和3年6月29日(火)必着
※「(2)申請書添付書類」の郵送は消印有効
助成金(資金支援)
令和3年11月頃(予定)
※変更される場合があります。
3.スケジュール
「新しい日常」対応型サービス創出支援は、助成金のみの申請は不可となっています。
まず、ハンズオン支援への申請を行い、支援決定を受ける必要があります。
その後、助成金(資金支援)を希望する場合は、別途申請をする必要があります。
申請後、助成金の申請に対しての審査が行われます。
全体のスケジュールのイメージは、以下の図のとおりとなっています。
【事業利用イメージ】
4.申請方法
「新しい日常」対応型サービス創出支援事業の申請方法は以下の通りとなっています。
ハンズオン支援への申請方法
(1)申請書データ(Excel)をe-mailで送付
(2)申請書添付書類の郵送
申請書類、募集要項は公式サイトにてダウンロード可能です。
申請の詳細についても下記公式サイトをご覧ください。
支援資金(助成金)への申請方法
資金支援の申請に必要な申請書、必要提出書類等を記載した「事務の手引き」に関しては、ハンズオン支援の決定後に公社より渡されます。
5. 助成額・助成率
最後に気になる助成額や助成率は、以下のとおりとなっています。
助成限度額: 750万円
助成率: 助成対象経費の2分の1以内
6. まとめ
コロナ社会に対応するため、非接触の要素を取り入れた新サービスを開始する際に活用できるのが、「新しい日常」対応型サービス創出支援事業です。
本来は有料で依頼するコンサルティングが、最長1年4か月間、専門家によるコンサルティングが無料。
さらに、新サービスに必要な経費を一部助成してもらえます。
今回ご紹介した「新しい日常」対応型サービス創出支援事業をぜひご活用ください。